村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」の五反田くんの死について。

村上春樹 ダンス・ダンス・ダンス

まもなく「ダンス・ダンス・ダンス」も残す所わずかになってきた。

五反田くんは、マセラッティーに乗ったまま海に飛び込んで亡くなった。

五反田くんはこれで楽になれる。

もう現実と非現実の間で悩むこともない。

キキを殺したのかは勿論ここまで読んだだけでは読者には知らされていないのであるが、

ユキがそう言うのなら間違いなくキキを殺したのは五反田くんだろうと思う。

dance in1980s

主人公の「私」は、子供の頃に読んだ科学の本を思いだす。

”もし摩擦がなかったら世界はどうなるか?”

「摩擦」という言葉は、物体同士が接触し移動する際に生じる抵抗や力の概念を指します。この概念を広げて、社会や人間関係における「摩擦」を考えることもできます。ただし、具体的な文脈や視点によって、質問の答えが異なる可能性があります。

物理的な摩擦がなかった場合:

  • 物体同士の摩擦がないと、物体同士が容易に滑り動くことができるため、移動や運動が容易になるでしょう。しかし、これは安全性の問題を引き起こす可能性があります。たとえば、歩行や運転が非常に危険になるかもしれません。

社会的な摩擦がなかった場合:

  • 社会的な摩擦や対立がないと、コミュニケーションやアイデアの交換がスムーズに行われる可能性があります。しかし、対立や異なる視点がないことは、創造性や成長を妨げる可能性もあります。摩擦こそが新たなアイデアや改革を生み出す源であることもあります。

摩擦の存在が重要な理由:

  • 摩擦がなければ、個々の要素が混ざり合わず、多様性や進化が進まない可能性があります。競争や対立は進歩の原動力とも言えます。
  • 摩擦があることで、個人やグループが自己主張をし、異なる価値観や意見が尊重される機会が生まれます。これによって、社会はより公平で包括的なものになる可能性があります。

要するに、摩擦の存在は複雑であり、その影響は多岐にわたると言えます。社会や世界の状況は、さまざまな要因が絡み合って形成されるため、摩擦の有無だけで一概に結論づけることは難しいです。

摩擦の2面性がよく書けている。ChatGTPは賢いかもしれないが、村上春樹の言葉を引用する。

”自転の遠心力で地球上の何もかもが吹き飛ばされてしまうでしょう”

さて、続きを読むとしよう。羊男もユミヨシさんがどうなるのかも気になる。

五反田くんはマセラッティーに乗ったまま空に駆け上がって死んだのだと思う。


ダンス・ダンス・ダンス (講談社文庫)
村上春樹 ダンス・ダンス・ダンス

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竹 慎一郎

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