ジャンクのパソコンを修理する時、まず第1に裏ブタを外さなければなりません。
裏ブタが外せないとそもそも修理などできません。
しかし、修理の前に大きな壁が立ちはだかっています。
そうです。
ねじ自体が崩れてしまって裏ブタを開くことさえできない場合が良くあります。
色々試してみましたが、これをまず行えば100%なめたねじが外れます。
まず、初めに試みることは、輪ゴムをねじに食い込ませてねじを回すというものです。
輪ゴムがねじ穴に食い込んで回すというやり方ですが、完全になめてしまったねじには全く効果はありません。
それから、チューブ状の液体をねじ穴に塗って外すというものです。液状の中には砂のようなものが入っていて、ねじがドライバーに固定できれば回せるかもしれませんが、輪ゴム同様、完全になめてしまったねじには全く効果はありません。
最後の手段ですが根気と時間がかかりますが、100%ねじは回ります。
その方法をお知らせいたします。
準備するもの
電動ドライバー
手の力では不可能です。電動ドライバーというと高価で、ねじ1本回すのにそんなお金はかけたくないというのが、本音だと思いますが、安いやつで十分です。私は2000円弱の電動ドライバーを買いました。
Anex なめたねじ外しビッド 出来たら潤滑液がついているのがいいです。
ノートパソコンのねじは、M2.5~3の赤いねじ外しを使います。
要領は、新しいねじ穴を作り直すという作業です。
このAnex のねじはずしビッドは最強です。
両側にドリル部とねじ部があります。
ドリル部で右回転になるように、少しずつねじ穴を作っていきます。
この作業は非常に根気と労力を使います。
落ち着いて少しずつねじ穴を掘っていきます。
潤滑液を使うと良いと思います。垂直に右回しに穴を開けていきます。
1ミリ位、掘ればいいと思います。力を込めてもいいと思いますが、電動ドライバーを信じてゆっくり丁寧にやるのがいいと思います。
少し掘れても、ねじ穴を壊してしまうので、1ミリ以上掘れば、ねじ穴ができてきているのが分かると思います。
1ミリ掘るのに、2~3時間はかかります。何度も休憩しながらやるしかありません。
1ミリ以上掘れたら、電動ドライバーのねじビッドを逆のねじ部に入れ替えて今度は、左回しに回します。
私は、ねじが食い込んで回るのが分かれば、自力で、垂直に左回転で開けるようにしています。
ねじの食い込みが手動の方が分かりやすいからです。
思い切り力を込めて、少しでも左回転ができれば、そのままねじは開いていきます。
たかがねじですが、このねじが開かなければ先に進むことは出来ませんので頑張ってみてください。
ねじが回って、ねじが取れる瞬間は感動的なものです。
取ったねじはもう使い物にはなりませんので、新しいねじと交換してやりましょう。
パソコンの仕様によって、ねじの大きさが微妙に違う場合があるので、ホームセンターなどにねじを持って行って適するねじを買えばいいと思います。
ちなみに、東芝のダイナブック、R63シリーズのねじは、M2.6×8でした。10本入って100円位なものですが、サイズが合わないとどうしようもありませんが、ねじのセットを買っておくと便利かもしれません。
頑張って開けましょう!
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