海とキムタク

ここは宮崎県の日向市というところで、海もあれば山もあり、高速道路すら通っていない田舎町だ。

ヤンキーがちょっと多いのが気になる。

小倉が浜という海があり、夏は海水浴場で賑わうのだが、波が高くて泳ぐとなると別な所に行けばよい。

東京に住んでいた時は、海に行くのは1大イベントだったが、こっちではあまりにありふれていて、みんなその有り難味を分かっていないような気がする。

はじからはじまで誰もいない。

そんな経験はこっちでは当たり前だけど、都会ではアベックがたくさんいて何か場違いな気がした。

朝夕寒くなってきた。それでもサーファーが大きなボードを担いで海を目指す。

はっきり言って見てると、うまい人はいない。

波に乗ったかと思うと落ちてしまう。

よく、ボードがあばら骨に当たらないのに感心する。

サーファーも誰もいないので少々下手でもかっこいいのだ。

向うの方では釣りをしている人もいる。犬の散歩にはもってこいの場所だろう。

どこまでも海が続いている。

大きな海を見ていると、引き寄せられるようだ。

人間はすぐ飲み込まれてしまうだろう。

人間と海とでは桁が違いすぎる、海の大きな力を感じると人間のちっぽけさが分かる。

なんと、キムタクが出現するといううわさを聞いた。

別荘も近くにあるらしい。こんな所にキムタクがいるはずはないと思うかもしれないが、

1回その海を見たらまた見たくなると思う。

キムタクも年をとったが、かっこよさは前と変わらない。

キムタクのマイペースな姿勢には見習うことが多数ある。

かっこよく年をとりたいと思う。

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竹 慎一郎

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