世界遺産「火山から氷河まで!人が暮らす世界遺産」先取り学習 環境に適応した生活の秘密を追う。 

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それぞれが地域の自然環境や文化的な特徴を反映しており、世界遺産としての価値を持っています。今週の世界遺産の旅に出かけてみましょう。

マドリウ渓谷(Madriu-Perafita-Claror Valley): マドリウ渓谷は、アンドラ公国に位置する渓谷であり、ピレネー山脈の中に広がっています。この地域は、自然環境と人間の文化的な影響が調和していることで知られています。マドリウ渓谷は、古代からの伝統的な農耕と放牧の方法が現在でも保たれており、農業と山岳地域の生活様式の貴重な例証となっています。渓谷には、建造物や灌漑システム、草地、森林、高山地帯など、さまざまな自然環境が存在し、豊かな生物多様性を保持しています。

バンディアガラの断崖(Cliff of Bandiagara): バンディアガラの断崖は、マリ共和国にある文化的な景観です。この断崖は、ドッゴン族と呼ばれる民族の居住地域であり、彼らの伝統的な生活様式や宗教的な信仰体系が形成された場所として知られています。断崖は、砂岩の絶壁が続く峡谷であり、その間には住居や集落が存在します。ドッゴン族の人々は、農耕、陶芸、木工、布製品の制作など、伝統的な職業を営んでおり、彼らの文化的な実践や知識がこの地域に色濃く残っています。

キンデルダイクの風車群(Mill Network at Kinderdijk): キンデルダイクの風車群は、オランダに位置する風車の集まりです。この地域は、水を排水するための風車が18世紀から現在まで使用されていることで知られています。キンデルダイクには19基の風車があり、それぞれが運河や排水路と連携して働いています。この風車群は、オランダの水管理技術の象徴であり、風車の美しさと機能性を兼ね備えた景観として評価されています。

メイマンドの文化的景観(Cultural Landscape of Maymand): メイマンドの文化的景観は、イランのケルマーン州に位置する石造りの住居が連なる地域です。この地域は、約12,000年以上にわたって人々が定住し、石の洞窟や地下のトンネルを利用して生活してきた場所です。メイマンドは、遊牧民から定住農業社会への移行を示す貴重な例であり、古代の生活様式と文化的な伝統が継承されています。また、この地域は地下水路システムによって灌漑され、農業が営まれています。

氷河と海の間のイヌイットの狩場(Inuit Hunting Ground between Ice and Sea): 氷河と海の間のイヌイットの狩場は、カナダのナナヴトゥット準州に広がる地域であり、イヌイット(エスキモー)の狩猟文化が継承されている場所です。この地域は、氷河が海に流れ込む地形となっており、イヌイットの狩猟活動にとって重要な役割を果たしています。イヌイットの人々は、アザラシやクジラ、魚などの海洋生物を狩猟し、氷河や海洋の環境に対する豊富な知識や技術を持っています。

コンソの文化的景観(Cultural Landscape of Konso): コンソの文化的景観は、エチオピアの南部に広がるコンソ人の居住地域です。コンソ人は、独自の農業技術や土地管理システムを持っており、段々畑や堀などの特徴的な景観を形成しています。彼らは、儀式や伝統的な行事を大切にし、集落の中心には木製の彫刻や石碑が設置されています。コンソの文化的景観は、持続可能な農業と文化の結びつきを示す重要な地域として評価されています。

バリ島の棚田と水利システム(Bali Subak System): バリ島の棚田と水利システムは、インドネシアのバリ島に広がる棚田地帯とその水利システムを指します。バリ島では、共同体である「サバック」が農業用水の配分や管理を行っており、その組織的なシステムが棚田の形成や持続可能な農業に貢献しています。また、棚田地帯は美しい景観として知られており、バリ島の伝統的な文化と風景の一部として重要な役割を果たしています。

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私も好きな番組です。観ているだけで癒やされますね!

6/25日 18:00〜18:30 TBS系列

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竹 慎一郎

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