自転車 第2のスタート

 

足がなくなった。これまでは2台目の軽に乗っていたが、仕事に

行く必要がなくなり、駐車場代もばかにならず、軽自動車は売って

しまった。足はママチャリとなってしまった。

30分も漕げばくたくたになってしまう。もちろん遠出などできや

しない。自転車が足になって半年。いまだに慣れない。原付でも

あればいいのであるが、中古でも7.8マン。結構ばかにできない

金額だ。早く儲けて原付が買いたいのが今の目標である。

あまりに小さな目標に思えるかもしれないが、今はその目標に向かって

何とかやっている所である。

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元々、自転車は好きだった。東京時代は、片道1時間の通学を自転車で過ごした

ものだ。渋滞を、かいくぐりながら進む自転車は、非常に便利だった。

中古で1万5000円位で買ったスポーツタイプのやつだ。切り替えも前と後ろに

ついており12段変速だった。第1に交通費がかからない。満員電車のストレスを

感じないで済む素晴らしい乗り物であった。体力は今よりも、数倍あったに違いない。

皇居付近でいつも道がわからなくなるのは、不思議な気がした。

東京の中心地には何か得体のしれないものがいる感じがした。

その自転車は、田舎に引き上げる時、中野の駐輪場に置いてきたのをよく

覚えている。中野に乗り捨て、帰りはバスで帰ったのは記憶に不思議と

残っている。

田舎に帰り、車の教習所に通うことになるが、免許が取れるまでは、またしても

自転車、ママチャリだった。原付を間もなく買ったが、その自転車をどうしたのか

思い出せない。なぜだろう。田舎で、駅に乗り捨てた記憶も残っていない。その原付は

1300の白の中古のカローラにやがて変わるが、買ったバイク屋さんで3万で引き取って

もらったことはよく覚えているのに、自転車のその後はわからなくなってしまった。

田舎で初めて働き始めた時の通勤に使ったものだったので、それなりに思い出は

残っている。台風の中、カッパを着て、そのママチャリでビールを買いに行ったのも

覚えている。

元に戻った。自転車からのスタートだ。あの自転車をどうしたかは思い出せないが、

第2のスタートが50を過ぎて、また始まった。

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竹 慎一郎

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