温泉でリフレッシュ 温泉の入り方 外国人向け

Onsen for foreigners

私が住んでいる九州の田舎にもたくさんの温泉があります。今や自宅にお風呂がない家はないと思いますが、自宅のお風呂は何と言っても狭いです。

簡単にシャワーだけで済ませてしまうことも多いのですが、私が小学生の頃は、シャワーなどはなく、毎日湯船に入っていたものでした。

いつの間にか、湯船にゆっくりと浸かる習慣が日本からなくなったように感じます。

寒い冬には湯船にゆっくり入りたいものですが、それは冬だけに限らず、1年中入りたい気持ちもあります。

外国の人が戸惑うのは、人前で裸になることだと思います。世界中にも温泉はありますが、水着を着て入っている姿をテレビなどで見かけますが、日本人は裸で水着はつけません。

必需品

大抵の温泉には、ボディーソープとシャンプーが備え付けてあるので準備する必要はありません。

タオル 

タオルは必需品です。これで前を隠します。前を隠さない人もいます。隠さなければならないという決まりはありません。

髭剃り 

これは男性に言えることですが、髭を剃る人は髭剃りを準備しなければなりません。もちろん数百円で買うこともできます。髭を剃らない人は必要ありません。

着替え 

温泉から出た後新しい下着に着替える人は、洗濯済の着替えを準備します。これも着替えない人は準備する必要はありません。

バスタオル 

温泉から上がった時に体を拭くタオルですが、小さなタオルで代用することもできるので、小さなタオルをよく絞って体を拭くのならこれも必要ありません。

袋・バッグ 

これはタオルや着替え、バスタオルを入れるために必要でしょう。大きすぎるとコインロッカーに入らないので、小さな物がいいと思います。

温泉の入り方

1.温泉にいきなり入ってはいけません。温泉に入る前に、温泉であそこを洗い流し、身体も1回は桶で洗い流せばよいでしょう。これは基本です。

2.  小さなタオルは湯船に入れない。これも大事な基本です。衛生面に配慮した行為だと思います。良く頭の上にタオルを置いている人も見かけると思いますが、タオルを水で冷やして頭の上に置くとのぼせることがないそうです。私は頭の上にタオルを置くのは恥ずかしいので、湯船に入らない所に置いています。私は基本タオルしか持ち込みませんので忘れることはありません。

以上です。

簡単ですよね。後は補足です。長時間入ったり、サウナに入ると脱水症状になるので気を付けてください。サウナに長い間入って血行が悪くなり、倒れて救急車を呼ぶという話も良く聞くことです。我慢大会ではありませんので、例えば、10分入って、5分休憩して、それを4,5回繰り返すと良いかもしれません。くれぐれも脱水症状には気を付けてください。冷たい水は無料で飲めると思います。

外国の方にとって難関なのは、知らない人前で裸になることだと思います。これは、慣れていない思春期の日本人にも同じことが言えます。小さなタオルで前を隠すだけなのですが、これもしっかり隠す必要もありません。裸になれば皆同じ人間です。恥ずかしいことはありません。

私は、外国の方と温泉の湯船の中で、一緒になると、下手な英語で話しかけることもあります。温泉という文化は、コミュニケーションが行われる場でもあります。日本人から話しかけられてもそれは親しみを込めての挨拶程度のことなので、別に臆することもありません。

今は、コロナのためにどこに行くにもマスクをしなければならない場合が多いのですが、温泉の中では誰もマスクはしていません。温泉でクラスターが出たという報道も聞いたことはありません。

私は眼鏡をかけています。眼鏡なしでは見えませんので、眼鏡をかけたまま入ります。眼鏡が曇ってしまいますが、温泉に付ければ見えるようになります。

最後に、温泉から上がる時、シャワーを浴びたら温泉の意味がなくなってしましいます。温泉に含まれる成分が、真水に流されてしまうからです。小さなタオルを良く絞って体を拭いて上がればいいと思います。眼鏡は、温泉の成分が付いたままだと痛む可能性もあるので良く水で洗い流してください。

それでは、私は、今日は温泉に行って来ようと思います。田舎なので、500円(5ドル)位です。有名な温泉だと3000円位する所もあります。私は500円の温泉で十分ですが。

何と言っても、露天風呂は最高です。外のひんやりとした空気を顔に感じながら、外の風景をみて入るのは気持ちもリフレッシュします。

外国の皆さん。コロナが収まり、日本にいらっしゃる時が来たらぜひ温泉を味わってください。日本の文化の一つです。

Onsen for foreigners

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竹 慎一郎

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