東野圭吾 おすすめ ベスト4 村上春樹を越えた作家。あなたのベスト1は何ですか?

日本語能力検定試験 10月24日

東野圭吾、1958年大阪府生まれ。大阪府立大工学部卒。1985年「放課後」で第31回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビューを果たす。

1999年、「秘密」第52回日本推理作家賞


秘密 (文春文庫)

2006年、「容疑者Xの献身」第134回直木賞


容疑者Xの献身 スペシャル・エディション [DVD]

2012年、「ナミヤ雑貨店の奇跡」第7回中央公論文芸賞


ナミヤ雑貨店の奇蹟

2013年、「夢幻花」第26回柴田錬三郎賞


夢幻花(むげんばな) (PHP文芸文庫)

2014年、「祈りの幕が下りる時」第48回吉川英治文学賞


祈りの幕が下りる時

輝かしい経歴の持ち主だ。

映画化された作品も20以上ある日本で代表的な人気作家である。

2021年で63歳。27歳のデビューから、現在2021年まで36年間ほとんど絶えることなく作品を発表し続けている。およそ380冊以上の作品があると思われるので、1年で10冊以上出版する多作家でもある。

東野圭吾と言えば、ジャンルは推理作家と言われるのだが、その作品は単なる推理作家に終わらない。推理小説と言えば、事件の解決を推理し結論に結び付けられるという筋が一般的で、その推理の面白さに推理小説の面白さがあると思われるが、東野作品にはその中にヒューマンの要素を加えた所に大きな特色がある。

犯罪の背後にある人間の心理の描写は、単なる推理小説の枠をはるかに超えている。そこに東野作品の魅力があると思う。

作品の傾向も様々で、東野自身が工学部の理系の出身である所から、理系の視点からの作品も優れている。その理系の中に、文系の心理描写が加わるのであるから、内容に奥深さを与えている。

加賀恭一郎シリーズ(「卒業」「眠りの森」「どちらかが彼女を殺した」「悪意」「私が彼を殺した」「嘘をもうひとつだけ」「赤い指」「新参者」「麒麟の翼」「祈りの幕が下りる時」)

ガリレオシリーズ(湯川学が主人公)

ラプラスの魔女シリーズ(「ラプラスの魔女」2015年、「魔力の胎動」2018年)

などのシリーズ物もあるが、単独のストーリーもあるので読者は飽きることはないだろう。

こんな人気作家であるので、たいてい2.3冊は誰しも読んでいるもので、話の話題にもなりやすい。

飲み会などでも東野圭吾の中で好きな本を挙げるだけで、その場が盛り上がったりするものだ。本の傾向で、その人の人格が分かってしまうのは面白いと思う。私はどんな作家が好きですか。どんな本から影響を受けましたか、と聞かれると正直に言いたいとは思わないのであるが、東野圭吾の中で何が好きですか、と言われると正直に答えることができる。

それが、他の人と同じなら、余計親近感が芽生えると言う訳である。逆に、何故こんな本を挙げるのかと思う場合もある。

「ダイイングアイ」をベスト1に挙げた人とはいつも気が合わないと思っていたのであるが、本の傾向からして、全くこの人とは会わないはずだと思ったこともある。私の中では「ダイイングアイ」はベスト30にも入らない。その人は本当に本が読めているのかと疑ったものである。

380冊以上ある作品の全てを読んだわけではないので、私の好みに過ぎないのであるが4冊だけ挙げてみようと思う。どれもベスト1にふさわしいと思う。

まず、「容疑者Xの献身」である。この本は、究極のラブストリーである。映画も優れていると思う。この本を読んだ時の衝撃は忘れることはできない。全身が震え、涙が止まらなかった。この作品は、芥川賞以上だと思った。本の最後に、直木賞受賞作品だと書いてあったので、そんなことも知らなかったのかと思ったものである。

英語版は、The devotion of suspect X です。The Devotion Of Suspect X (English Edition) Kindle版

日本語能力検定試験 10月24日

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竹 慎一郎

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