日米首脳会談開催 ニックネームにみる日本人の気質。

訪米中の菅義偉(すが よしひで)首相は、4月16日午後、日本時間の17日朝、ワシントンのホワイトハウスで、バイデン大統領と初めて会談した。菅首相始めの訪米会談となる日米首脳会談となるので注目は日本でも集まっている。

The Japan Times のネットニュース(Biden hosts Suga for first White House summit as China tops agenda | The Japan Times)には数枚の写真が掲載されているが面白いことが分かる。バイデン大統領が前方に、後方に菅首相が映っている。本来ならば横に並んで映るべきではないかと思うが、これはソーシャルディスタンスという理由なのだろうか。また、2人は黒いマスクをしているのは打ち合わせたのであろうかと思われる。何故なら、会談の写真では、バイデン大統領は黒いマスクをしているのであるが、一方、菅首相は、黒いマスクの上に白いマスクをしているのが分かるからだ。

U.S. President Joe Biden holds an expanded bilateral meeting with Japan’s Prime Minister Yoshihide Suga in the State Dining Room at the White House in Washington, U.S., April 16, 2021. REUTERS/Tom Brenner

会談とは一見関係ないと思われるニックネームにも関心が集まっている。バイデン大統領は、菅首相のことを、「ヨシ」とニックネームで呼んだというのである。

菅義偉首相には面白いニックネームが日本で存在している。名字「すが」をひっくり返した「ガースー」。ご本人は嫌がってはいないようで、2020年9月の自民党総裁選では「嫌な気なんて全然しないですよ。ガースー、公認ですよ」と余裕を見せた発言も見られた。また、2019年4月1日に、新元号が「令和」となったが、それを初めて国民に発表した経緯もあり「令和おじさん」のニックネームもある。また、ダース・ベーダ-にちなんで、「ガース・ベーダ-」やヨシフ・スターリンになぞられ、「スガーリン」とも言われているらしい。おっとりとした正確に見えて、実際はかなりの実務家であることが分かる。

しかし、日本人は決して「ヨシ」とは呼ばない国民性がある。現在小学校では、「さん」づけで男子も呼んでいると聞く。男子は「くん」、女子は「さん」これは差別であるという批判に対応したという訳である。今の若い人は、名前で呼び合うのが普通になっており、欧米化は日本の若者から進んでいるのは間違いないことである。しかし、従来の日本人は、目下であろうが年上であろうが、名字に「さん」をつけるのが普通である。学校の先生や弁護士・政治家には「先生」をつけるのも日常的である。会社では、名前に「部長」「課長」などの役職をつけるのが普通ある。

私は、高校で英語の教員をしていた時、このギャップを身にしみて感じた。特に、アメリカ人は、初めに名前で呼ぶように言うが、なかなかそう簡単なことではない。日本人は、よほど仲良く信頼関係が築けないうちは、名前で呼ぶことに抵抗を覚えてしまう。

つい、~先生と呼んでしまう。英語の教員がそのようなので、他教科の教員は一層名前では呼べないのである。あるアメリカ人は、日本人から、~先生と呼ばれたら非常に怒り狂ったのを覚えている。日本人は信じられないと言う。日本人にとっては、敬意を払って呼んでいただけのことであるが、そのアメリカ人は本気で怒っているのには辟易したほどだ。そのアメリカ人は若い女性だったが、日本とアメリカの文化的な違いが最後まで分からなかったように見えた。

菅首相は、バイデン大統領のことを何と呼んだのだろうか。今日のネットにはどこにも書かれていない。Joseph Robinette Biden Jr が本名らしい。短縮形はご存じの通り、Joe Biden である。「ジョー」と菅首相は、果たして呼べたのだろうか?

「ジョー」と言えば、「明日のジョー」を思い出してしまう私は、ミスターバイデンと呼んでしまうだろうが、菅首相は何と呼んだのか気になる所である。日本とアメリカの文化の違いを良く表す事象であるからである。私は無理に、「ジョー」と呼ぶ必要はないと考えるが、あなたはどのように思いますか?

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竹 慎一郎

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