東野圭吾の本でどれから読めばいいですか、と聞かれたことがあった。
周りの同僚たちも集まってきた。
私は東野圭吾をこの作品から読み始め、読んでひっくり返ってしまい、その後30冊位一挙に読んだほどだ。
50歳を目前として、強烈な読書体験をしたのは、10代の頃の太宰治以来である。
それほどインパクトがあった。1冊選ぶとしたら、まずこれだ。
東野フリークの皆さんのベスト10位にも絶対入るだろうと思う。
人を愛することがこういう風に書かれた本を読んだことはない。
単なる推理小説ではない。これが東野作品のすごい所だ。
次は何を読めばいいですか。赤い指、新参者、麒麟の翼かなあ、と答えたがまだまだたくさんある。
容疑者Xの献身、変なタイトルだが読めばもちろんその意味が分かる。
さえない数学の教師の抱いた愛情のことを考えると、こんな愛情もあることに気づく。
東野作品はいろんな個性があるので、まずこの作品から入って行ってはいががだろうか?
ビデオもあるので借りて見られるとよいですよ。
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