3月31日 年度末最後の日

4月から新しい年度が始まる。今日、3月31日は年度末最後の日。外に出て働いていた時は、4月1日に発表される新しい人事のことでみな落ち着かない様子だった。4月1日に備えて自分のデスク周りの整理をして、どこの部署に行っても対応できるようにしていたものだった。部長クラスはすでに管理職から内示を貰っており、もうすでに新しいリーダーとして動き始めているのだが、平社員には新しい上司のうわさはたいてい伝わっていたものだ。私自身、そのようなリーダーに配属されたこともあったが、周りの同僚たちは何故か知っていて冷やかされたこともあった。

4月1日、午前中の一番の会議で、大会議室に集められ、一斉にプリントが前から配布される。自分の名前がどこにあるのか緊張の一瞬だ。大抵は予想通りの結末だが新規一転また頑張ろうと思う日である。発表されると大移動が始まる。少なからずの人数のデスクが変わるため、引っ越しが一斉に始まる。1年過ごして慣れた環境がすっかり変わることもあり、新しい場所は初め居心地は悪いものだ。そしてまた、少しずつその雰囲気に溶け込んでいくのが通例であった。

4月は私の誕生月でもある。3日が誕生日なのであるが、年度が替わると一つ年を取ることになるので気持ちも一新されるものである。

しかし、今はそんな日常ではない所で時間が動いている。毎日は静かに移り変わり、変わりようもない一日が過ぎていくだけである。季節の移り変わりだけが感じられるだけである。

毎日の日常に代わり映えはほとんどなくなってしまった。時間に追われることもない訳ではないが淡々と仕事をこなしていくだけだ。寂しい気もする。忙しく働いていた時のことは遠い昔のように感じるようになってしまった。あんな時代もあったのだと。

後、自分に残された時間がどれほどあるのかは分からないのだが、このような生活が多分続いていくのだろう。

春の桜は咲き誇り、冬から一気に暖かくなると人間は開放的に感じる反面、その変化について行けず体調不良を起こすことも多いと思う。

私自身はこの3月で眠れない日が2日あった。2週間に一回、決まったかのような周期でそれは襲ってきた。24時間眠れないのは苦しいものだ。特に翌日は、体はトイレ以外はほとんどベッドに横になるだけだ。1日眠ることもなく時間が過ぎていくのを待つのは辛いものであるが、眠ることができれば自然と元の体に戻っていくのは不思議なものだ。

自分の中の臓器たちは何を考えて私をコントロールしているのか見当もつかないのであるが、その自分の体に素直に従っていく以外に自分にできることは見つけることはできない。

昨日ふと考えた。部屋を少し片づけようと。少し気分も変わるかもしれない。思うだけで一向に体は動かないのであるが、そういう気持ちが起こっただけでも自分の中のささやかな進歩を感じる。

空を2階から眺めると大きな空は曇って青空は見えないのだが、いつもこの空を見上げることで人間には変えることのできない大きな存在を感じ落ち着いてくる。

人間とはちっぽけな存在だと思い知らされると、その大きな存在の一部である自分にできることの小ささを感じ、人間の限界を感じることによって落ち着きを取り戻すというのも不思議なことのように感じてしまう。

あなたにとって今日、3月31日はどのような意味を持つのでしょうか。そして、明日。

この4月に向けて、色々な思いが交差する1日、1日になると思います。どうぞ、お体には気をつけてください。

桜の花びらが舞い散る陽気は人をおかしくさせるものがあると思います。桜の下には死人が沢山眠っていると読んだこともありますので。

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竹 慎一郎

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