英語を専門的に学びたい若い人へ。英語関連辞書、これだけは持っておきたいもの、知っておきたいもの。

大学生になり、英語を本格的に学びたい方へ、これだけは持っておいて欲しい辞書を取り上げたいと思います。

まず、聖書とギリシャ・ローマ神話は読んでおかなければならなりません。日本人と思考が根本的に違うのですから、この2冊は必需品です。一度に全部読まなくともいいので、必ず手元に置いて西洋の精神を学んでください。


ギリシア・ローマ神話 (岩波文庫)

中型聖書 – 新共同訳NI53

ちなみに、日本聖書協会のがいいです。新約・旧約両方必要です。新約の原典は、ヘブライ語、新約は、ギリシア語なのでヘブライ語やギリシア語を学ぶことになるかもしれません。

岩波文庫で十分です。文庫なのに高いのですが。。

英和辞典は、高校生で買った中辞典は全部覚えて欲しいです。ジーニアスかオーレックスが私は好きですが、ここではなんでも構いません。私の高校生の頃は、研究社の第5版が有名だったのですが、今は見る影すらありません。

英英辞典を3冊取り上げます。

Longman にもいろいろありますが、Longman Dictionary of Contemporay English はおすすめです。通称、LDCEと呼んでます。今はオンラインもついているみたいですね。


Longman Dictionary of Contemporay English (DCE): Ueber 230.000 Stichwoerter, Wendungen und Bedeutungen

価格Oxford Advanced Learner’s Dictionary

Oxford Advanced Learner’s Dictionariy, これは旺文社からも出ているみたいですね。通称、Advanced と呼びます。これも定番です。


Collins コウビルド英英辞典

これも有名ですね。桐原書店が出している位です。コウビルドも80年代だったと思いますが、革命的な辞典と呼ばれていました。単語を文章で表現するこれまでの英英辞典の概念を打ち破ってくれました。今は、コウビルドもいろいろな種類が出ているみたいです。私が大学院生の時はみんな買っていました。

とりあえず3冊の英英辞典をあげましたが、これから先のことも知っておいてください。


The Oxford English Dictionary, Second Edition (20 Volume Set<5 Boxes>)

世界最高峰の辞典は、OEDです。Oxford English Dictionary です。これは高くなかなか買えないとは思いますが、大学の図書館なら必ずおいてあります。言葉の起源が時系列で並んでいます。日本語にはこれに匹敵するものはありません。オンラインもあるみたいです。サブスクリプションだと思いますが、CD(DVD)版もあります。

全20巻。私の学生時代は40万を超えていました。安くなったと思いますが、書かれた時代によって意味が変わっていくような単語を調べる時は必要です。


Shorter Oxford English Dictionary: On Historical Principles

Shorter Oxford Dictionary です。OEDを2冊にしたものです。通称、Shorter と言います。他の出版社からも出ていると思います。神田の古本屋で、3000円位で買いました。今も持っています。これなら買えるのではありませんか?


Concise Oxford English Dictionary

SOD の中辞典になります。通称、COD と呼びます。コンサイスですね。ペーパーバックもあると思います。

CODはマニアックなのですよ。版によって言葉の解釈が変わることがあります。例えば、はっきりと覚えていないので申し訳ないのですが、girl の定義が、~歳から~歳と定義されれている版もあります。ですから、版によって個性が出る辞典です。800円は安いですね。ちなみに私が持っているのは、1988年の第7版です。2,3000円はしたと思います。

CODの下には、pocket とさらに小さい辞典もあります。POD です。PODも神田で買いました。当時500円位だったと思います。部屋のどこかにあるはずですが、見当たりません。これの紹介は止めておきます。

最後に、アメリカ文学を読むときに必要な辞典があります。


Webster’s Third New International Dictionary Unabridged (English Edition)

これがアメリカ最大の辞典です。日本で言えば、広辞苑といった所でしょう。通称、ウエブスター3rd と言っていました。

私は大学院に入った時に、初めて奨学金が下りた時に買いました。神田の有名な北沢書店で、当時1万5千円でした。少し安くなっているみたいです。持っているだけでした。今は、キンドル版もあるのですね。ipad ですぐに調べられるなんてすごい時代になりました。

以上です。英語を学ぶ上で一番大切なことは、日本語能力だと思います。日本の広辞苑も持っておいた方がいいと思います。電子辞書に必ず入ってますから便利ですね。

最後に、この辞典には翻訳する時に助けられました。


類語国語辞典

類語辞典です。一つの日本語がいくつも言い換えられた優れた辞典です。難しい言葉が非常に優しい言葉に置き換えられるのを知り大変勉強になりました。

今は、ネットで調べられるとは思いますが、いざという時は手元にないと対応できない場合もあります。

他にもスラングの辞典など有名な辞典もありますので、必要に応じて利用してみてください。ネットでいくら検索しても出てこないと困りますよね。

大学で須山静雄教授はいつもこんなことを話していたのを覚えています。

君たちは飲み会では、2.3000円で安いと言うが、2,3000円の辞書だと高いと言う。大きな間違いだと。

4領域まんべんなく取り組んでください。

ちなみに私はある同級生からこんなことを言われてすごくうれしかったのを覚えています。九州の田舎から上京し、東京の大学で格闘していた時です。

竹君の日本語は変だと思うんだけど、英語になると負けるわ!

最大のほめ言葉でした。

これから英語にどっぷり入っていく若い方の参考になればと思い書きました。頑張ってください。

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竹 慎一郎

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