止まらない時間

いつの頃からか

時間が止まってしまった。

記憶はその時で止まり

僕の成長は終わった。

周りはどんどん加速して

自分だけ取り残されたようです。

嫌な思い出に取りつかれ

懐かしむ思い出は過去のもの。

あの人は元気だろうか。

生きているだろうか。

あの人との思い出まで

辛いものにはならないのだけれでも。

吉祥寺の駅で待ち合わせ

井の頭公園までよく歩いて行ったね。

途中の道のりは忘れていないけど

もうあの町並みは変わってしまっただろうか。

駅から歩いたあの距離は

遠くはなかった。

今でも歩けると思う。

会えるのだけが嬉しかった。

それが出来なくなった時もあった。

会うのが苦痛にさえ覚えることもあった。

彼女も同じ気持ちだったと思う。

2人は遠ざかっていった。

あの時の思い出は

いつまでも色あせることはないけど

時間の流れだけは止められないけど

死ぬまで消えることはないでしょう。

あなたの声は決して消えることはないでしょう。

あなたの声は決して消えることはないでしょう。

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竹 慎一郎

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