家出日記 ① 2022年1月1日開始。冬、水シャワーの浴び方。

家出日記 水シャワーという修行

今日は2022年1月27日、木曜日。1月1日の夜、家を出てから27日が経過した。今ここはネッツカフェ。家出と言っても誰も住んでいない実家に帰ったに過ぎないのだが、父も母も亡くなって久しいので、電気とガスは通っているのだが、ガスは止められている。もちろんパソコンもWIFIもない。

この27日に渡る詳細な日記を読んでも、誰も面白くもないし、不快な思いすら覚えるかもしれないので今この場では一番困った水シャワーについて書いてみたいと思う。

1月に水浴びとは何とも正気の沙汰とは思えないのだが、ガスが使えないので、水シャワーに挑戦した。

冬、温かい湯船に入ってゆっくりとくつろぎたいのだが、実家では、ガスを再び通して貰わなければならないので、ガス代を払うのもばかばかしいと思い、ガスのない、つまり温かいお湯の出ない生活を試みているという訳である。

なぜ、私が家を出なければならないのか?

それに対する意地でもある。

普段、私は毎日シャワー、あるいは湯船に入っていた。その生活が誰が悪いのか分からないのだが、家を出てしまったのは私なので、その修行に打ち勝たなければならないなどと偏屈な言い訳をしてその生活を27日目にあたる今日まで続けているのである。

さすがに毎日の水シャワーはこたえる。その頻度は3,4日に1回のペースになった。

晴れた日の差し込む、暖房なしでも過ごせる日がその日の決行の日である。

暖房に関しては、電気ストーブがあるので、あまりに電気代が高くなるのを心配して異様に寒くて堪らない日以外はつけないことにしている。雨や曇りの日は特に寒い。

なかなか布団から出られず、毛布にくるまって過ごす時間も必然的に長くなる。電気ストーブは消したり付けたりが可能なので、瞬間的に暖かくはなるので、電気代が安ければ良いのであるが、電気代のことを考えなければ生活することはできないので厄介である。

お金は持っているが、こんなことには使いたくはない。人間の限界はどこにあるのか確かめたくなる。

暖かい日を狙って決行ということになる。

週に2,3日の限られた日に限るが、多少の曇り空で寒くても体調がよく、やる気が(?)出た時には決行したこともある。

まず、水シャワーの前に、あごの下を水で簡単に濡らしてひげを剃る。

初めのころは水シャワー中に、ひげを剃っていたので、時間の節約のためには水シャワーの前にひげを剃ったほうがはるかに時間を節約できることに気づいた。

重要な点はいかに短時間で頭の先から足の爪先まできれいに出来るかにかかっている。

ひげを剃った後は、いよいよ決戦である。

頭だけに水をかけて、頭だけをまず洗う。出来る限り水をかけないようにしてシャンプーで一気に洗ってします。

頭の次は全身となるが、石鹸を少し濡らして身体に塗りたくる。この辺りからはもはや修行を超えている。

石鹸を塗った体を、片手で水を汲み出来る限り水できれいにする。

その後は一気に頭から足の爪先まで水シャワーを浴びる。

約15秒。この15秒の間に前身はきれいになる。

水シャワー

風呂から出ると、急いで下着等を着るのであるが、不思議とその時には寒さは感じなくなっている。

身を清めるという言葉を実感出来る瞬間である。

冬に水シャワーなど行っているのは、日本に何人いるのかと考えるだけでも自分が偉くなった気がする。

常識外れのことをする時、人は大きくなる。

気がおかしいと言われるかもしれない。また、自己満足に過ぎないかもしれない。

不思議なことであるが、人間の命が危うい時に、人間の本来持っている力が体のそこから出てくるのだと思う。

今日は、曇りで寒い。この水シャワーのことを書き記すためにネットカフェに飛び込んだわけだが、今日は水シャワー向きの日ではないので、明日に修行が行えるようにしたい。

大学生の頃、こんなことを言われたことがある。

「お前、昨日風呂入ってないだろう、風呂ぐらい毎日入れよな。」

貧乏学生だった私は、2日に1回しか銭湯に行っていなかった。

当時、銭湯代、250円位だったと思う。

お金がなく毎日の銭湯を節約していたのである。

その時、悔しかった。金持ちには勝てないのか?

私は、その時から銭湯に行く回数は同じであるが、毎日頭を水で洗い始めたのである。

その時の記憶が蘇る。

バカにするな。

私の水シャワーの原点は20代に既にあったということである。

あなたも、水シャワーで人間の心を清めてみませんか?

家出はいつまで続くのだろうか?

まだ、帰るつもりはない。

その理由を今は書くことが出来ないからだ。

家出が終わる日がいつになるのかと考えると意識が亡羊としてしまう。

家出日記 水シャワーという修行

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竹 慎一郎

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