だがしの日とは
だがしの日は、和歌山県橘本神社に祀られている田道間守公(たどうままもりきみ)の命日である3月15日に制定された記念日です。田道間守公は平安時代後期の人物で、和菓子の起源とも言われています。
2015年(平成27年)に一般社団法人DAGASHIで世界を笑顔にする会によって制定されました。
田道間守公の生涯
田道間守公は1112年(天永3年)に生まれ、1192年(建久3年)に80歳で亡くなりました。彼は、摂関家の末裔で、当時の権力者である藤原忠実の甥にあたる人物でした。優れた食通であり、自らも和菓子作りに熱心に取り組んでいたと伝えられています。
田道間守公は、平安時代後期の文化的な発展に大きく貢献しました。当時の貴族の間で流行した「五色糖菓(ごしょくとうか)」という砂糖菓子を改良し、上品な甘味を持つ「田道間餡」を考案したと言われています。
この田道間餡こそが、現代の和菓子の原点になったと考えられています。
だがしの日の由来と活動内容
だがしの日は、一般社団法人DAGASHIで世界を笑顔にする会が提唱し、2015年(平成27年)に制定されました。この団体は、和菓子文化の振興と発展を目的に活動しています。
だがしの日では、全国各地で和菓子作りのワークショップや展示会が開催されます。
また、和菓子に関する書籍の出版や、お菓子作りに関する講座なども行われています。このイベントを通して、和菓子文化の魅力を広く発信し、次世代への継承を目指しています。
和歌山県橘本神社では、毎年3月15日にだがしの日の催しが行われ、田道間守公を偲んで祭事が執り行われます。参拝者に和菓子が配られるほか、和菓子作りの実演なども行われています。
まとめ
だがしの日は、和菓子の原点ともいわれる田道間守公の命日に因んで制定された記念日です。
平安時代後期の文化的発展に大きく貢献した田道間守公を称えるとともに、和菓子文化の継承と発展を目的としています。全国各地で和菓子に関連したイベントが開催され、次世代への文化継承と発信に尽力しています。
和菓子は日本の伝統文化の中でも重要な位置を占めており、だがしの日を通して、その魅力を広く知ってもらえるよう努めています。
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