日本の動画配信サービス、ポコチャを見るようになって、半年くらいになった。
今、私は4人のファミリーさんの枠に入っている。
Mさんは病気で、5月一杯お休みした。
6月に入り、配信はできるのかと心配していたが、
6月1日、ラジオで1時間配信してくれた。
1週間は毎日1時間のラジオ配信で、少しずつ慣らしていき、
来週から、ドクターの許可が出たら、顔出し配信に返ると言われた。
6月1日の配信は、1か月のブランクがあったが、声は明るく元気そうに見えて安心して涙だが出たものだった。
しかし、そこでちょっと自分のことを考えてしまった。
Mさんは、配信中、Iさんというリスナーさんを探していた。
「Iさん、もう寝てしまったのかしら、もう!」
そうなのだ。
私がいくらこの1か月の間心配していようとも、
Kが大きく影響力の強いIさんが気になるのは致し方ないと感じた。
さらに、この1か月のブランクを知らずに配信に入って来た人たちも多く、
その人たちへの感謝が止まらなかった。
もはや、自分の存在理由は感じなくなってきた。
大勢のファンの一人にすぎない。
こんな当たり前のことがまだ私は理解しているつもりだが、まだ夢をみていたようだ。
できれば、ライバーさんはリスナーを平等に扱って欲しいと思うが、
そんなことは無理なのはわかっている。
一月に何万も換金して還元してくれるリスナーの方が大切だというのは当然のことだ。
そのコアなファンのおかげで、運営もライバーさんたちも収入を得ているからだ。
無課金のファンなどKも低く、相手にされないことは分かってはいるが寂しいものだ。
熱を上げていた自分が情けない。
心配していた自分が情けない。
所詮、弱小リスナーだ。
どうせなら、配信を始めたばかりの、リスナーさんを応援していった方が、応援のやりがいがあると思う。
もうある程度のコアなファンを持っているライバーさんを応援するのは、無駄な行為に思えてきた。
テレビの中のアイドルが、このようなネット配信のおかげで
より身近に感じるようになり、あたかも自分の知り合いであるかのような
錯覚に陥ってしまう。
しかし、その心理を利用してお金儲けに利用している会社は頭がいい。
AKBのCDを買うと、握手券が手に入るという戦略は、すごいものだ。
このポコチャも似たようなものだ。
一月に何万も費やし、自分のことをライバーさんに認めてもらうことが生きがいになっている人は多い。
ネットによる媒体の多さから、インフルエンサーのあり方も変わってきているが、
100人のコアなファンがいれば、それだけで相当な収入となるだろう。
私のファンは誰もいない。
このブログを読んでいる人はいないに等しい。
読んで不快感を起こさなければいいと思うばかりだ。
しかし、今日もポコチャのアプリを開くことだろう。
私には、外とのつながりがないので、ポコチャは外とのつながりを唯一の手段だと
言ってもいいかもしれない。
自己矛盾を抱えながら、ポコチャを見ることも止めてしまった方がいいかもしれない。
4人のファミリーさんの枠に入っているが、抜けることは簡単にできる。
10日間、配信を観ない。
1か月で1Kに満たないと自動的にファミリーさんの枠から出されることになっている。
冷静に考えないと馬鹿を見る。
これが仮想現実というものであろう。
いくら仮想現実の中の人を想うとしても、
それは幻想にすぎない。小学生や中学生くらいなら分かるが、
いい年をしたおじさんが入れ込むには愚かすぎる。
いつまで経ってもこの愚かな行為は止められないかもしれないのだが。
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