ある、求人広告を何気なく見ていたら驚くべく求人を見つけた。
それは、月10万で世界を旅し、行った所の写真を撮り、
依頼者にPCで送るというものであった。期間は1年。
日本を飛び出し、お金を得て、自分の好きな所に行けるという
ものであった。依頼者は自分で行けない病に冒されていて、
若い命に自分の命を託し、写真を見ながら、頭の中で
旅を行うのだろうか?
など、いろいろ思いは膨らんでいくが、すごいチャンスだと思う。
若かったら応募しているかもしれないが、それは言い訳に過ぎない。
今の50を過ぎた病気のおっちゃんでも申し込みたい気分になった。
まだ、機会はあるだろう、と信じ世界に思いを耽った。
死ぬ前に東南アジアで生活する夢は、簡単なようだが、
まだ、実現していない。なぜ日本ではいけないのか?
いや、日本でも構わないが、狭い日本を飛び出すのが、
長年持ち続けていた夢なのだ。
思えば、九州の田舎から東京の大学に入ったのも
地元の窮屈さから逃げ出したかったからだ。東京には
13年いて、また故郷に帰ってきて21年目。
6畳一間の部屋で日中のほとんどを過している。窓から見える、遠くの
景色の移り代りを見ながら、PCでお仕事。
旅は、自分探し、自分の居場所を見つけることではないだろうか?
新しい出会いもあるだろうが、私の先祖は多分、放浪民族では
ないかと思う。
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