虫歯&口臭改善！最新治療や口臭、虫歯の新事実とは？　カズレーザーと学ぶ　先取り学習

2024-05-26

おじさんより若い女性の方が口が臭い！？女性の人生で3度訪れる口臭危機

一般的に、口臭の問題は年齢とともに増加すると考えられがちですが、実は若い女性の方が口臭のリスクが高いという新たな事実が明らかになりました。特に、女性には人生で3度の「口臭危機」が訪れると言われています。

思春期: 思春期の女性はホルモンバランスが急激に変化する時期です。エストロゲンとプロゲステロンの増加が口腔内の環境を変化させ、唾液の分泌量が減少することがあります。唾液は口内の洗浄作用を持つため、その減少は口臭の原因となります。また、成長期には不規則な食生活や不十分な口腔ケアも口臭の一因となります。

妊娠期: 妊娠中はホルモンバランスが再び大きく変動します。特に、プロゲステロンの増加は歯肉炎や歯周病のリスクを高めます。これらの歯周疾患は細菌の増殖を促し、口臭を引き起こします。さらに、妊娠中のつわりによる嘔吐や胃酸の逆流も口臭の原因となります。

更年期: 更年期に入ると、エストロゲンの減少により唾液の分泌が低下し、口腔内の自浄作用が弱まります。これにより、細菌が増殖しやすくなり、口臭が発生しやすくなります。また、ドライマウス（口腔乾燥症）も更年期の女性に多く見られ、これも口臭の原因となります。

これらの「口臭危機」に対処するためには、定期的な歯科検診と口腔ケアが不可欠です。特に、唾液の分泌を促進するための対策として、キシリトールガムの噛用や水分補給が効果的です。また、プロバイオティクスを含む製品を使用することで、口腔内の細菌バランスを整えることも重要です。

新事実！口内細菌の悪魔合体で虫歯の進行が超加速！

虫歯の原因とされる口内細菌について、最新の研究により驚くべき新事実が判明しました。これまで、虫歯は主にミュータンス連鎖球菌（Streptococcus mutans）とラクトバチルス菌（Lactobacillus）が原因とされてきました。しかし、これらの細菌が単独で働くのではなく、「悪魔合体」して協力することで、虫歯の進行が加速することが分かったのです。

具体的には、ミュータンス連鎖球菌は歯の表面にバイオフィルム（細菌の塊）を形成し、そこにラクトバチルス菌が加わることで酸の産生が増加します。この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯を引き起こします。また、口内のpHが低下することで他の酸生成菌も活発になり、虫歯の進行がさらに早まります。

この「悪魔合体」に対抗するためには、従来の虫歯予防法に加えて、細菌のバイオフィルム形成を阻害する新しい治療法が必要です。例えば、バイオフィルムを分解する酵素や、細菌のコミュニケーション（クオラムセンシング）を阻害する物質を含む口腔ケア製品が開発されています。これにより、虫歯の進行を効果的に抑制できると期待されています。