本とDVDでは結末の音楽が違うのが、気になった。
本ではimagine 勿論ジョン・レノン
映画ではオフコースの曲。
日本人にとって、ジョン・レノンは、オフコースのように
とらわれているのだと感じた。日本の映画の感動的なシーンでは
imagine よりもオフコースの方が適切だと、製作者側は考えたのだろう。
私も、日本人だから、最後にイマジンが流れてくるのを待っていたら
オフコースが流れてきたので、まずびっくりしたが、すぐに納得、
涙が流れてきた。こんなことは、私にはあまりないことなので、
自分でも驚いている。私は、大学で英語を専攻し、博士課程まで進んだので、
イマジンの方が合っていると思っていた。書いたのは東野圭吾、日本人だ。
犯罪者の兄の前での漫才をする弟。これまで、兄によってどれだけ苦しめられたか
わからない。弟の演ずる漫才をお坊さんのように、手を合わせて拝んでいる兄。
目には涙が溢れている。バックには、イマジンとオフコースの曲が同時に
流れ、涙が止まらなかった。イマジンでも良かったのではないかな、ひとり考える。
イマジンの力を疑ったのは製作者ではなく、イマジンを理解できない日本人の方が多い
と考えたのだろうが、正解だったのかも知れない。
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