心の声

大自然の偉大さ

心の声が聞こえなくなることがあります。

私たちは色々な局面にさらされていますので、

自分にとっていいことも悪いこともやってきます。

人が生きていく上で、もちろん順風満帆で何の苦労もなく生きているかもいらっしゃるとは思いますが、

普通は良いことも悪いこともやって来ると思います。

良いことが続いている間はその流れに従っていけばそれでOKだと思います。

そんな時は自分の声は聞こえては来ませんし、また自分でもその声を聞く必要はないと思うでしょう。

問題は、悪いことが立て続けに続き、何かしら悪いことの報いではないかなどと考えてしまうことだってあるでしょう。私もそうですので。

そういう時、心の声に耳を傾ける勇気を持つことが必要だと思います。

そのような立場に追い込まれると自分の声はなかなか聞こえてこないのです。

なぜなら、自分の声を聞く余裕がないからです。他人の言葉に圧倒され、その言葉が全てだと錯覚してしまうのです。

大きな存在の一部分に過ぎないと思うことが出来るかだと思います。

大きな存在、海や空。あるいは人によっては本であったり音楽であったりすることでしょう。

ちっぽけな自分の存在が認識できた途端に、人の隠れていたエネルギーが噴出してくるのが分かると思います。

その声は、初めは小さく音もなく消え去っていき気づかないかもしれませんが、

やがて少しずつ大きくなり、あれだけ恐れていたことを静観できるようになるのだと思います。

立ち向かうと痛い目に合うのは通例です。

立ち向かう相手が大きいほど自分の無力感にさらされるだけなので、

その存在を少し離れて見ることができるようになるまで待ってみましょう。

私にはなかなか言うのは簡単ですが、できない自分がいます。

自分の声が聞こえてくるまで待つことにしています。

人間のエネルギーは少しずつ時と共になくなっていくはずなのに、その声は聞こえてきます。

その声に素直に従ってみると、隠れていた人間のエネルギーを感じることができるようになると私は思います。

自然に身を任せ、自然に逆らうことなく、

ただ、自分の声が聞こえるまで待ってくださいね。

自然にとって、人がちっぽけな存在であることは変わることはないのですが、

そのことを認めることができると、何故だか分かりませんが、勝手に自分の中の臓器たちが一生懸命に働いてくれ、やがて回復へと向かうことができるのではないかと思います。

人間とは不思議な存在ですね。

私が意図せずに勝手に動いてくれるのですから。

大自然の偉大さ

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竹 慎一郎

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